公認会計士のFASでの働き方

公認会計士監査法人以外への転職を考える際に最初に候補に上がるものの1つにFASがあります。

 

ファイナンシャルアドバイザリー業務(FAS)と一言でいっても業務の幅は非常に幅広いです。

数字を軸にクライアントにアドバイスを提供するため非常に高い専門性を求められます。

働き方は非常にハードですが、報酬も高くやりがいのある仕事です。

 

今日は幅広いFAS業務の中から、特に公認会計士が活躍できる機会の多い業務を5つ紹介します。

 

 

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財務デューディリジェンス業務

財務デューディリジェンスは、企業が取引先や提携先とのビジネスを進める前に、財務データやリスクに対する詳細な調査を行うプロセスです。

公認会計士は、会社の財務会計管理会計データを駆使して対象会社の損益構造や財政状態を分析し、稼ぐ力の源泉がどこにあるのか、どのようにキャッシュが回っているのか、将来計画の発射台としての材料はどのような状況にあるのかを整理したり、潜在的な財務リスクの洗い出し、株式価値に反映させるのか・契約ないように反映させるのか・PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)で対応するのかといったアドバイスを行います。

これにより、クライアントはより合理的かつ戦略的な意思決定を行うことが可能となります。

 

ファイナンシャルアドバイザリー業務

ファイナンシャルアドバイザリー業務は、企業が経済的な意思決定を行う際に必要な戦略的なサポートを提供します。

公認会計士は、財務データの分析や将来の展望に基づいてクライアントにアドバイスを提供します。

資本調達、事業統合、合併・買収などの際には、公認会計士の専門的な知識が不可欠です。

また、クライアントの財務戦略を策定し、リスクを最小化するための具体的なアクションプランも作成します。

 

株式価値評価業務

株式価値評価は、企業や資産の価値を正確に算定するための重要なプロセスです。公認会計士は、財務データや市場動向を分析し、企業の株式や資産の適正な価格を評価します。これにより、企業の投資家や関係者は正確な情報に基づいて意思決定を行うことができます。

 

会社再生業務(事業再生業務)

会社再生業務は、経済的な危機に瀕した企業を再建し、持続可能なビジネスモデルを築くプロセスです。公認会計士は、財務状況の診断や効果的な再生戦略の策定を担当します。経営陣や関係者と協力し、企業の持続可能な未来を実現するために尽力します。

 

フォレンジック業務

フォレンジック業務は、不正や詐欺の疑いがある場合に、証拠の収集や調査を行う業務です。公認会計士は、財務データや取引記録の解析を通じて不正の発見に貢献します。また、法的な手続きにおいても専門的なサポートを提供し、クライアントの権益を守ります。

 

これらの業務は、公認会計士FASで果たす役割の一部に過ぎませんが、各分野で高度な専門知識とスキルが求められます。公認会計士はクライアントの信頼を勝ち得つつ、経済的な安定や戦略的な成長をサポートする使命を担っています。 FASの仕事は挑戦的で多岐にわたるが、その裏には企業やクライアントの成功に寄与するやりがいがあることは言うまでもありません。

 

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